息が臭いのは承知で生きていましたが、まさか電車の隣の席の人にもらうとは思いませんでした。
皆さんはこのような出来事は人生でありますか?
まぁほとんどの方がないでしょう。
今日はそんな僕の人生について語らせてください。

僕は小さいころとても裕福な暮らしをしていたと自負しております。毎晩食卓には珍味ばかりが多かったのです。
しかし、どこかで買ってきたものばかりではなく、基本的に母親が大きなスーパーで買ってきた食材を使って料理したものばかりでした。
美味しくいただいてはいたのですが、なかなか学校給食では見ないものばかりだったので母親に聞いてみたところ
「学校給食ではでないわよ。あなたはとても良いものを普段から食べさせているのだからね・・・」
なんて言ってくれるのです。僕はその時、
「贅沢品ばかりいつも食べさせてもらってるんだな・・・」なんておもって生きていました。

ある時、友人(節子)が家に遊びに来る機会がありました。友人には自宅のご飯も食べてもらうという約束をしていました。
節子には言っていませんでしたが、僕の心の中では
「ふふふ。今日は贅沢品を食べさせてあげてビックリさせてあげるんやで・・・」
なんて心の中で思っていました。

そして節子が遊びに来てくれ、夕飯まで何をしようか?となったところ友人が
「ドミノピザにピザを取りに来て待っているお客さんごっこをやらないか?」と言われ
「なかなか思いつかない遊びだな・・・」
なんて話をしながら夕飯まで二人でやっていました。

そんなことをしていたら夕飯の時間になり、母親に呼ばれたので、節子と一階の台所にソリで滑って降りていきました。

そして食卓にはたくさんの贅沢品と言われているものが揃っておりました。友人はその食事の姿を見て
「こんなものばかり毎日食べられるなんて君は幸せ者だな」
なんて言ってくれました。
僕はなんだかとても気分がよくなってしまい、節子に自分の分の食事まであげてしまいました。
「僕はいい家庭に育ったな」なんて思って思っていると節子のお母さんが迎えにきました。
そして節子の母親が
「節子、それはキャビアやない!正露●や!!!」
そうです。我が家では贅沢品と言われて食べていたキャビアは、世の中では●露丸といわれているものでした。

皆さんもこのようなことはあるでしょう。
自分家でしか通じない常識・・・
当たり前と思っていたものが、一歩外を出ればおかしかったという事実・・・
そんな事態を避けるためにも、子供にはちゃんと常識を教えていきませんか?
そのためには親がちゃんと常識というものを理解しないといけません。
いつも悲しむのは子供です。

もう傷つくのは僕一人だけで十分なのです。
皆さんも今一度ご自身のやっていることを見直してみませんか?
あなたが行っている行為、それは非常識なのかもしれませんよ?
